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第64期王将戦・第2局 郷田九段まさかのトン死で逆転負け

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 現在、王将戦7番勝負が行われている。昨日・一昨日には第2局が行われていた。序盤から角交換〜相腰掛け銀と第1局と同じ様な流れで駒組が進み38手目の後手・渡辺王将の△4四歩あたりから駒組が変わっていく。41手目、郷田九段の▲6九飛あたりから駒組が混沌としてきて、やがて千日手を思わせる展開となって控え室あたりもバタバタしていた。この時間で千日手になった場合は二日目に1日指し切りというルールらしい。果たして54手目で郷田九段が▲5八飛と手を変え千日手にはならなかった。

 その後、中盤にさしかかり▲4五歩から開戦。次手の△8二飛が封じ手だった。しかしこの間、渡辺王将はどんだけ飛車を触ったんだろうか。

 ゆるやかな駆け引きから84手目△5五銀あたりに渡辺王将の方針決定が見て取れる。その後もお互いにちょっかい出しつつ渡辺王将の△7六歩。「まぁ行くしか無いですよね」という感想戦の言葉からは、▲3五桂からの王手飛車狙いなども含め、この局面ではあまり良くない感じだったのだろうか。対して105手目・郷田九段は▲4五歩とガツリと戦いに行った。

 それに対して渡辺王将は△6七歩成で勝負へ。ここからどこまで攻めが続くかが勝負の分かれ目。郷田九段は粛々と受け続ける。123手目で手番が来て反撃開始も次手で渡辺王将は△7七金と打ち込む。激戦になってきた。以降、郷田九段が受けて凌ぎつつ141手目で3七玉で桂を取り込んだ。この時点では解説陣なども先手良しと見ていた。郷田九段はギリギリで受けつつ151手目・▲6四銀で詰めろ逃れの詰めろをかけられるところまで来ていた。対する渡辺王将は152手目・△4二歩と受ける。解説によるとこれは受けと見せつつ詰めろになっている手らしい!プロは本当に凄い!

 そして次の153手目・▲3八銀が敗着となった手との事。154手目・4八銀打で逆転となった。そっして155手目の8三角打が三手詰めになってしまうトン死手となってしまった。

 153手目の▲3八銀が▲4一角であれば郷田九段の勝ちだったようだ。プロの将棋は本当に1手で形勢が変わってしまう。凄まじい将棋を見たなぁと思った。

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