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第62期王座戦 最終第5局 壮絶な羽生王座と豊島七段の闘駒

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 先日行われた今年の王座戦。第1、2局と羽生王座が連勝しそのまま防衛かと思われたのだが第3、4局と豊島七段が連勝で取り返してがっぷり四つの状態で最終第5局を迎えた。ここまで豊島七段が優勢かと思われていたのだが最後の最後にすさまじいことが起こる。これはそのラストシーンのノーカット版だ。


【将棋】 羽生善治、王座防衛の瞬間! 羽生マジック、手の震えから終局までをノーカットで 【ハイライト】 - YouTube

 134手目・豊島七段は逃げ道を開けずに8二に龍を受けるために銀を打つ。どよめく観客。一分将棋になって読み切る時間の無い中でその8二銀に羽生王座の龍が突っ込んだ。さらにどよめく観客。解説も度肝を抜かれている。乱心か、とおもった観客も多かった。しかし羽生王座はこの時点で既に『ダンスの歩』の応用を敢行させる気だったのだろう。銀や金相手に使うことはあるがまさかこの最終局面しかも一分将棋の中で玉を相手にこの手。本当に凄まじい。羽生王座の眼光が更に鋭くなる。その後はそのまま羽生王座の波に豊島七段が飲み込まれていく。

 そういえば羽生王座はこのところ終盤で手が震えることがあるのだが田中寅彦九段はこれをイップスではないかと言った。確かに終盤の詰めろあたりに出ることが多い。実際はどうなのかは分からないのだけれど。